我楽多日誌

日常のあれやこれや。最近は主に作ったお菓子と読んだ本(主に漫画)。手工芸系も昔は合わせて書いていましたが、別ブログ(https://riko122.blog.fc2.com/)になっています。日常のつっこみは最近はTwitterです。

京&一平シリーズ 文庫版 01〜06 神谷悠著

花とゆめは結構長いこと買い続けているが、別冊花とゆめはほとんど読んだことがない。
そういうわけで、京&一平シリーズも名前は知っていてもほとんど読んだことはなかった。(『緋色の鬼面』『罪深きヴィーナス』『夏迷宮』は見た覚えがあったが)
この度、文庫でいきなり6冊貸されたので読んだが。お、面白いじゃあないかあ。

一冊目はそうでもなかったが二冊目以降からはまった。事件には不条理を感じたりするし(一番謎に思うのは『緋色の鬼面』かなあ。19年前の14年後に養子になって、ミキとの年の差が14って変じゃないか?)、キャラの過去の設定にもズレを感じたりするが(特に京と結城さんだが、未読部分がまだまだあるので、解決されているのかもしれない)、そんなことはおいておく。

キャラがいい。特にキャラの関係。
解説にもあったが、男性二人のコンビはミステリ界には数多くあれど、その二人の関係が「母と子」関係に一番類似している、なんてのはほかにあっただろうか(笑)。
もう、山田君が「うちの子」と言ったり、京が素直になったり、照れたり、甘えたりする度に、どうにもたまらない楽しさが……。
アキラくんと結城さんもいい味を出している。とりわけアキラくん。だって彼がいなかったら私、客観的にいって山田君がモテそうなタイプだって気がつかなかったし(苦笑)。

本当、3巻の解説には「同感!」という感じだ。

そんなわけで2巻を読んで以降、毎日一回はどこかを読み返している私……。
今現在不安なのは、文庫を自分でも買ってしまうのではないかということと、それどころか、その先をコミックスで揃えてしまいやしないか、ということだ。
……だって、本屋で最近のコミックス3冊あって裏表紙の解説を見たら。とても気になることが書いてあったのだ。(……売り手の思うツボだ……)
しかも現在コミックスでは32冊出ているのだ。文庫には2冊ずつ入れているらしい。そして現在6冊目(今月7冊目も出る)。奥付を見る限り文庫は半年に1冊出ている。
現在発行分が最後まで出るのでさえあと5年かかるじゃあないかあ……。

まあ、文庫07はまず間違いなく、今月の発売日に買うな。となると9割方01〜06も買い揃えるだろう。
コミックスを買い揃えるかどうかは……うーん、品が揃っている本屋に行ってしまったら一気買いしてしまうかもしれない……。
困ったものだなあ……。