最終巻である。まあ意外な結末だった。全員現代に戻るかなと思っていたので。或いは一部残るにしろ、あの人だけが現代に戻るとはてんで思ってなかった。
家光は、あちらこちらに嫌われ、イヤな奴として扱われていたが、最終巻になって名君と言われ、おまけにあっさり引き下がるけっこう物分りのいいやつになってしまった。
……ちょっと展開を急いだのだろうかという気すらした。大体、家光が九州に向かっている間に一揆とか起きてたんだが、それはどうなったのか……。
まあ、不幸に終わらなかった島原の乱というのは、それはそれで幸せな夢でいいんだが。なんかちょっと釈然としないな。まあタイムスリップものは大概そうかもしれない。