我楽多日誌

日常のあれやこれや。最近は主に作ったお菓子と読んだ本(主に漫画)。手工芸系も昔は合わせて書いていましたが、別ブログ(https://riko122.blog.fc2.com/)になっています。日常のつっこみは最近はTwitterです。

青春18切符 水戸線の旅

青春18切符が二人分合わせて3回分余っていたので、もう一人誘って三人で4/7に水戸線の旅に出掛けました。笠間でろくろ体験をし、結城にもちょっと寄る。道中桜も見られるといいねという旅でした。

友部で無料バスが出るまで1時間ほどあったので地図を確認したところ「桜まつりやってる北山公園って、笠間より友部に近いんだ、行けそうだね、行こう行こう」と歩き始めました。が。行けども行けども、桜まつりの幟はあれどもそれっぽいものがない……。
とうとう通りがかった地元の方に聞いてみました。すると「ここから徒歩20分位」とのこと。その時点で既に20分は歩いていたので「行ってしまったらバスの時間に間に合わなくなる……」とあきらめて駅に引き返しました。
教訓。縮尺のない地図は信じてはいけない……。ちなみに駅に置いてあった「笠間の花便り」というパンフの地図です。Webでも縮小版がダウンロードできます。

さてそのあとは無料周遊バスで笠間工芸の丘に行って、ろくろ体験をしました。全く初めてでしたが、ろくろは、思ったよりもとっつきにくくはないです。が、やっぱり難しいのは難しいです。思ったよりのばしたりできるんですが、なんかの拍子にあっという間に壊れるというのは予想通りでした。そして私はどうも高さを出すのが苦手らしく花瓶を目指してもぐい飲みのようなものを目指してもダメでした。しまいには「何作ってるんですか?」とインストラクターの方に訊かれても「何作ってるんでしょうね……」と答えている程、適当に回してました。「今度は何を作りますか」と訊かれても「何を作りましょう」と答えたり。

あ、そうそう。ろくろ体験とは一つのものを作るだけかと思ったら、時間と粘土が許す限りいくらでも作ってOKでした。作った数だけ焼成代はかかりますが。そういうわけで、(写真下から)まずお茶碗を作りました。次に小鉢を目指したのですが、何か茶碗と大差のない大きさになってしまったので、せめてと思ってふちを外に広げた器を作りました。次はお皿。最後は「横には伸ばせても縦には伸ばせない……ってことはお皿がやっぱり無難ってことか!」とまたお皿。
4つとも焼いてもらうことにしました。できあがりは1〜2ヶ月後です。

お昼を食べてから(そうそう、あまおうのソフトクリームがありました!濃厚で美味しかったです!)、同行者その1は「絵付けもやるー!」と言うので、クラフトの丘に残し、同行者2と笠間きっての桜の名所という佐白山麓公園へ向かいました。
公園には辿り着けたものの。桜は一応あって花見客も1グループいたものの。「……ここかねえ?」「ここしかなさそうだよねえ??」と悩むような桜でした。まあ、終わりかけていたからで、咲いていればけっこうすごいのかも?
ほとんどハイキングな佐白山麓公園巡りをして、また丘に戻り絵付けを堪能した人と合流して、陶の小径・やきもの通りを通って笠間駅に向かいました。

水戸線に乗って結城駅へ。駅近くのガード?の上に何故か雀の像がついててとても可愛かったです。

さて、結城紬関係を目指して歩いていたら、通りがかった常光寺の桜が非常に綺麗でした。目指した桜には裏切られまくった今回の旅で一番美しい桜でしたね。ちょうど今が盛りという感じで後は散るばかりてな風情でした。

それから郷土館にちょろっと寄りました。資料室を見ていたら、織りをやっているという話から、係員の人に「どこまでやったのか」「お教室っていくらくらいなのか」とか色々訊かれて資料を見る暇が……(苦笑)。実演も奥でやっていたようですが、次に行く予定のつむぎの館でも実演がある筈と思って(時間もぎりぎりだったし)見ずに行きました。実はつむぎの館では時間のせいか実演してなかったんですけどね。見ていくべきでした。

そしてつむぎの館。建物も趣があっていいところでした。まず結の見世で小物を見ました。そこで同行者1が「りこがもってる織り機だと」とかって言ったことから(実は郷土館でもそんな感じでした)、織りをやっているとわかり、また「どんなものを」とか「そのマフラーはどうやって織ってあるの」とか「そのマフラーの糸は何?」とか「どんな織り機を?」とか訊かれました。で、「織り機は親御さんが買ったの?」と訊かれ「(? 親が織りをやってて、自分も織りをやるようになったと思われているのかなあ)いえ、自分で買いました」「高かったでしょう」「7万円位だったかと……」と会話をしていたら、同行者1が「その人そう見えてけっこう年とってますから。親に買ってもらうような年じゃないです」と言いました。ああ……そういう誤解をされているという可能性もあったか……。よくそういう誤解されますしねえ。そんなに甲斐性なしに見えますか……?

織場館を見て(体験どころですが、閉館間際だったこともあり体験している人は全然いませんでしたが。40センチ幅程の高機で、細い糸で体験が出来るというのが売りのようです。あと染め体験も色々できます。浴衣を自分で染めるなんて体験は心惹かれますが、浴衣着ないからなあ)、古民家を移築したという陳列館で反物をたっぷり見せてもらって、有料の資料館を見て、また結の見世で小物を見て購入しました。
もうすっかり閉館時間だったのでお暇して、つむぎの館の一部・壱の蔵(こちらは六時まで営業)でお茶をしました。そしてすぐ近くの富士峰菓子舗で結城名物ゆでまんじゅうをお土産に買いました。壱の蔵でもおまんじゅう屋さんでもおまけしてもらっちゃいました(^-^)。ちなみにこのおまんじゅう、大変好評でした。

ろくろ体験は面白く、なんか私達また行く気満々です。笠間だったら今度は車で行こう!益子だったらSL乗りたいからまた電車かしら、と話していました。