先日、テレビで温泉に入っているのを見て母が「いいなあ」と言いました。母は私と同じで温泉にそんなに愛がないのかと思ってたんですけどね。聞いたら、身体がこうだから、大勢で入る温泉はちょっと…。でも温泉自体には入りたい、とのこと。
では、リフト付きの家族風呂があるところを探しましょう、と探してみました。
バリアフリーの部屋などを紹介している記事はいくつかあったのですが、一番参考になったのはこちら。
最終的に一番下の「公共の宿」の中の、伊豆潮風館に4/11(火)-13(木)で予約を取りました(木曜~土曜がよかったんですが、週末が絡む日程は無理でした)。
埼玉県の施設ですが県民じゃなくても使えるうえ、身障者とその介助者は2名までが割引価格で宿泊できます。朝食は洋食と和食から選択可。夕食は食べる量に応じて3パターンから選べます(そのほかに特別料理もあり)。朝食のみとか、食事なしにもできるようです。
あと、HPがわかりやすかったですね!部屋とか浴室をHPで確認できます。空室情報もHP上で大体確認できます。そして、メールで申し込みができます。
肝心の家族風呂はなんと別料金がかかりません!
(これらの情報は2023年4月現在。秋から半年かけて改装するらしいので、その後どうなるかは不明)
というわけで、姉と母との三人で向かったのですが…旅行中私がとてもドジでした…。伊豆の東海岸から行くつもりだったのですが、海老名SAからカーナビに目的地を…入れたつもりが入ってなくて、うっかり通り過ぎて伊豆の西海岸から行く羽目に。や、沼津漁港で昼食をがっつり食べられたので、それはそれでよし…(苦笑)。
あと部屋の窓を開けようとして爪を割ったり(ロビーで絆創膏をもらいました)、部屋の小上がり部分の木のささくれを踵に刺したり(ロビーで刺抜きを借りました)…。ま、まあ無事に旅行を終えられたのでよし。
ちなみに車椅子対応がある部屋は和洋室でこんな感じです。
電動ベッド二つ付き。上にテレビがあって、ベッドからいい感じに見られます。
右側が和室6畳の小上がり。床の間がついていてそこにもテレビがあります。座卓や、左側にちょっと写っている椅子からはそっちのテレビが見られます。
ベッド側から見るとこういう感じです。和室6畳に座卓が置かれています。押入に布団が入っているので、三人目は布団を和室に敷いて寝ます(言えば折り畳みベッドも貸してくれるみたいですが)。今回3人で泊まりましたが、この部屋、もう2,3人泊まれますね、余裕で。
ベッドの隣のへこんだ部分は洗面所になっています。車椅子対応になっていますが、母だと蛇口に手が届かなかったですね。ただ中に車椅子で入り込めるのでうがいはしやすかったです。
洗面所からドアの間が廊下になっていて、脇に冷蔵庫・戸棚があります。
その反対側にトイレがあります。
トイレ、大変使いやすかったです。手洗いも自動で浅めで使いやすいです。
そんな感じで大変広くて滞在しやすい部屋でした。(あ、Wi-Fiは部屋には入りませんでした。ロビーだと使えるらしいです)
そして、リフト付きの家族風呂で、母は数十年ぶりに温泉に入れました。家族風呂の写真は潮風館のHPがわかりやすいです。我が家が使わせてもらったのは障害者設備付き家族風呂(大)です。
姉と私は大浴場にも行きましたが、実はこちらにもリフトがありました。大浴場のリフトについては最近つけたっぽいです。
あと、食事が美味しかったです!満足。
そういうわけで、伊豆潮風館はとてもよかったです。有難う、埼玉県!!
それと二日目は、近所の伊豆シャボテン動物公園に行ってきました。車椅子でも行きやすいルートがマップに記されていて、車椅子でもかなり楽しめました。
ペンギンがこんな近くで見られました。そのほか、色々な動物をごく間近で見られました。
そしてそこかしこをクジャクが闊歩しています。ストックホルムのスカンセンを思い出しました。
あと、一目惚れしてまたトートバッグを買ってしまいました。でもね、これ上がファスナーで閉められるようになってて相当いいですよ!
ハシビロコウのトートバッグ。今は亡きビル爺(と言いながら実は雌だったそうですが)がモデルかな。
ところで私家族で動物園に行ったの、多分生まれて初めてです。
そもそも動物園に遊びに行ったことがそんなにないのですが、全部友達と行ってます…。あ、姉とダチョウ王国には行きましたが…。あと赤ちゃんの頃にマザー牧場には行ったみたいですが。
なお、伊豆シャボテン動物公園は大室山にあります。大室山のリフトは少し歩ける人なら車椅子の人でも行けるらしいです。母の調子次第では挑戦してもいいかなと思ったのですが、天気がいまいちだったのもあって、行きませんでした。あの山…気になるんでいつか行きたいんですけどね…。