我楽多日誌

日常のあれやこれや。最近は主に作ったお菓子と読んだ本(主に漫画)。手工芸系も昔は合わせて書いていましたが、別ブログ(https://riko122.blog.fc2.com/)になっています。日常のつっこみは最近はTwitterです。

『エマ 5』森薫著

以前から、何となく平面っぽく感じる人物の顔に、何故か『地平球』の二越としみさんの絵を思い出し(その頃は地平球EXが出る前で、淋しかったのだと思われる)、気になってはいた漫画だ。ある時あるところでオススメになっていて、「そうか面白いのか」と一気に買ってみた。
ちょっとしたところがお洒落で、キャラクターも面白いし、割かし面白かったのだが、何だかしっくり来なかった。……しばらくして理由がわかった。私にはエマが美人に見えていなかったので、やたらあちこちから惚れられているのがピンと来なかったのだ(爆)。
ハワースに行ってからの「顔は悪くないよな」「美人だよ 地味だけどな」っていう評価ならわかるんだが。
ところでアニメ化に伴って、かと思うが、『小説 エマ』が出ていた。パラパラとめくっていたら、坊ちゃんがエマに初めて会った時、「なんて綺麗な目なんだろう」で一目惚れをしていた。顔の造りは割と地味だが、目がいい、というような書き方だった。……この著者は私の同志(=エマが美人に見えない)だろうか、と思った(笑)。
ともあれ坊ちゃんはエマに一目惚れだ。顔に惚れられるのは苦手らしいのに、どうしてエマはあの坊ちゃんがいいのかなあ……。

はっきりいって坊ちゃんが一番どうしようもないと思うんだが。5巻だって、「夢であって欲しい事もある」って何だよそりゃあ!あんた勝手に婚約しておいて!!エレノアちゃん可哀想。何も悪くないのにねえ。しかしエレノアちゃんもあの坊ちゃんのどこがよかったのか。上流階級らしくないところか?

しかしまあ作者も言っている通り「坊ちゃんがどうにかしてくれないとどうにもならない」のだ。頑張れ坊ちゃん。
ところで4巻時点では坊ちゃんの母君が味方になってくれて、メルダース家の奥様に口をきいてくれて、エマがメルダース家の養子に入るとか?……とか展開を考えてみたのだが……、何か母君を通さず、直接メルダース家のご夫妻が味方になってくれそうな感じですな。

それはともかく、上流階級の人の中で今のところ一番いやな感じなのはエレノアちゃんの父か。何であの父からエレノアちゃんや、あの愉快なモニカ姉さまが生まれたのだ?父は娘の教育には関わってないな、きっと。
あ、上流階級の人の中で、坊ちゃんの父上は今回若い頃の話や母上との会話が入って株を上げましたな。