毎年1,2月に啓翁桜を買って室内で花見をし、その後葉っぱが出るまでじっと置いておいて、草木染めをしている。
今年は啓翁桜を買わなかったのだが……先日母が言った。
「今年、啓翁桜買わなかったから、紅花を注文したわ!お花楽しんだあと、草木染めしてね! 赤か黄色かわからなかったんだけど…」
どうやら、ちょっと前にテレビで紅花染めを見て、気に入ったらしいのだ。
しかし、その発言にはつっこみどころがいくつか…。
1. 紅花は一種類から赤染料と黄色染料が出るのであって、赤い花と黄色い花があるわけではない。
2. 紅花で染めようと思ったら、咲いてすぐに採取して乾燥させる。お花を楽しんだ後からだと…どうなんだろう?
3. 紅花染めを見たいんだったら、もらった乾燥紅花がたっぷりあるのに。
…という説明をしたのだが。
実際に紅花(写真。オレンジ色ですよね)が来た後、
「紅花って赤いんだと思ってたよ」
と言う父に母は言った。
「赤いのもあるのよ!」
…だからないってば。