父が「つながらない」と言ったログイン画面とは、FreeMLのログイン画面だった。
別件でMLを作るため、FreeMLのHPにはちょうど日参していたので、よく知っていた。
FreeMLでログインしろと言われる。IDは当然ないのだろう。
「じゃあ作れば」
「どうやって」
ここにID持ってない人向けの案内が出ているじゃないか!せめて少しは読めよ!
……とか言い出すとますます4大陸選手権が見られなくなるので、登録画面まで出した。
「はい、ここに入力して」
「どうやって」
………………。
テキストフィールドにフォーカスを合わせて、
「はい、ここに、呼び名を入れて」
カチカチカチ
次のテキストフィールドにフォーカスを合わせて、
「はい、じゃあここに、パスワード入れて」
「パスワードって何だ」
いやーもう!どうにかしてー!
「英数字混ぜて何文字で決めてってここに書いてあるでしょ?」
「自分で決めていいのか」
そうだよ!
「これ忘れちゃいけないのか」
当たり前じゃん!
と、いくつかの項目の面倒を見た後、
「はい、じゃあ、残りは自分でやってね!」
と言って居間に帰ろうとした私の目の前で、父は、マウスカーソルをテキストフィールドの上に持っていき、クリックせず(つまりフォーカスが合っていない)打ちはじめた……。しかも、打つ時はキーボードしか見ていないから、文字が入力されていないことに全く気がついていない……。
フォーカスを合わせる事も、まだわかっていないのか……。
そういえば未だにダブルクリックも出来ないんだもんなあ……。
とにかくほぼ最後まで面倒を見て、居間に戻ったら、また呼びに来られた。
「ダメだって言うんだけど」
要するに確認画面ではじかれて、入力画面に戻っていたのだが、
ちゃんと何がダメなのか、メッセージが書かれているのに、
やっぱり読まないよなあ……。
そして間違っていたのは、携帯電話のメールアドレスなどを入力する「セカンドアドレス」欄だった。
全角と半角が入り混じっていた。……未だに全角と半角の区別がつかないのか、父よ。
しかもセカンドアドレス欄なんて必須じゃないじゃん。むしろ入力するな!
というわけで、その項目は消して、「確認」ボタンを押した。
こうしてようやく少年野球のHPまで行けたわけだが、MLのHP……。
掲示板や写真はUPされている可能性はあるが、果たして行く必要があったのか。
今後父は自力でそのページにログインすることができるのか。
何やら色々不安だ……。
で、四大陸選手権は。演技の冒頭を色々見逃したが、まあまあ見ることが出来た……。