「大変！なっちゃんが外に出てるの！」
「えっなっちが籠の外に！？」
話せば長いことながら。現在姉が旅行中で、姉んちのインコ８羽（鳥篭６個）と亀一匹を預かっています。
なっちというのは
・今年１０歳になったインコで、
・姉が一番構っていて一番よく籠の外に出され、
・姉が他のインコを構ったり、人と喋ったりしていると、相手を攻撃するやきもち焼きで、
・姉曰く「自分を人間だと思って」いて、
・そのうえ賢いです。
どう賢いかというと、鳥篭の扉を自分で開けて出てきてしまいます。なので全部の扉をナスかんで止めてあるほどです。
さて、昨日の朝、姉が「これみんな好きだからあげて」と言っていた、穂になっている餌をあげました。なっちが入っている籠以外に。
なっちの籠は……そんなものを入れている隙になっちが出てきてしまうと思って入れなかったんです。
そしたら、なっちにだけないのを可哀想に思ったのか、夕方帰宅した父がなっちの籠にも入れたそうです。母曰く、それはうまくできて、なっちが外に出ることもなく、ちゃんと取り付けられたそうです。
ところが。それからしばらく後、ふと気がついたらなっちが父の肩にのっていたそうで〜。「い、いつ出た！？」
いやなんでも、扉を閉めた後につけたナスかんが何の役にも立ってない状態だったようです。それでなっちは自分で扉を開けて出てきてしまったと。
父が軍手をはめて（かじるんです。痛いんです）追い掛け回したそうですが、捕まえられなかったそうです。そんなわけで母は私の帰宅を心待ちにしていたと。別に私ならかじられないとか私ならなっちを捕まえられるとかそんなことはありませんが……。
そんなわけで帰宅後、なっち捕獲に乗り出しました。タオルをもって追い掛け回したところ大変警戒されたので、長袖ジャケットを着て、腕に載せようとしましたが「いたたた、痛いよ、なっち……」。ジャケットの上からかじられました。注射したような穴が開きました。血は出ませんでしたが。そのあと注射後のように腫れましたが……。
まーこの程度の穴ですが。矢印の先が上嘴、その上ちょっと赤い辺りが下嘴です。
最終的に鞄好きのなっちの性質を利用して鞄を見せてその中に入れ、そこから籠の中に流し入れるように入れました。
まあ、ほぼ毎日籠から出ているなっちですので、全然外に出してもらえずストレスもたまっていただろうと思います。少しは気が済んだかなあ……。
