我楽多日誌

日常のあれやこれや。最近は主に作ったお菓子と読んだ本(主に漫画)。手工芸系も昔は合わせて書いていましたが、別ブログ(https://riko122.blog.fc2.com/)になっています。日常のつっこみは最近はTwitterです。

八丈島、二日目

二日目はまず植物公園に行きました。八丈島に行くと言ったら何人かの方に「八丈島といえばきょんだね!」と言われたのですが、そのきょんがいるというので。
入場無料ですし、さほどの規模の公園だと思わずに行ったのですが……広かったです!まずしょっぱなから車で迷ったのですが、縁があったのか、迷って着いたのがきょんの傍でした。

きょん!可愛い!何が可愛いって、サイズですね、まず!手と比べるとサイズがわかるかと思います。犬サイズの鹿!可愛い!らぶりぃ!!
檻の外に明日葉が沢山用意してありまして、自由にあげられるようになっていました。ちょうど朝食時だったからか、食欲旺盛でむしゃむしゃと食べてくれました。
檻の中で作業をされていた作業員の方が「向こうの檻のオスだったら、触らせてくれるかもしれない」と言うので(オスのほうが穏やかなのでしょうか……)、オスを明日葉で近くまでおびき寄せ、背中を触らせてもらいました。
触った友人曰く「アルパカほど柔らかくないね」。……アルパカほどやわらかかったら、毛目当てで飼育されてるよ!毛とられてるよ!(笑)
それから、園内MAPを確認して、メインゲートに向かいました。そこに、私たち3人が異常に気に入ったシロモノが……!

石を並べて作られた、八丈島1/1000の地図です。ちゃんと、八丈富士・八丈三原山・神止山・八丈小島八丈島空港……もあるんです。すんごい気に入りました!(笑)
植物公園ではあと、温室とビジターセンターに行きました。ビジターセンターもなかなかよかったです。さすがビジターセンター。八丈島に行ったらまず最初に行くべきところだったかもしれません。
そんなわけで、とってもよかったです、八丈植物公園。ちょっときょん見て、位に思っていたのに、二時間位いました。ほかに目的地があったので切り上げましたが、半日やそこらは楽しめそうでした。とってもオススメです。

そのあと、ふるさと村・玉石垣を見に行きました。ふるさと村の駐車場に島木赤彦の歌碑がありました。八丈島に永住するつもりでやってきて20日で故郷に帰ったそうです。……いや、教職につくつもりだったのに断られて仕事がなかったとかいう事情もあったんだろうとは思いますがね。そしてその20日の間で、島の女性と恋に落ちたそうな……。……そのくらい情熱的じゃないと歌人なんてやってられないのかしら……と思いました。
ふるさと村は、母屋・高床式倉庫・牛小屋・トイレの1軒分?が復元されているのですが、中にまで自由に入っていいようになっていました。愉快なのは倉庫の端には段ボールが無造作に置いてあり、母屋の土間?に冷蔵庫とかがあったことですね(笑)。使っているのでしょうか。

そのあと玉石垣をたどってふらふら歩きました。ところで前日から島のあちこちで気になるものがあったのですが。ちょうどいいものがあり撮影することができました!
……別に上空から撮ったとかじゃないんですよ。ヤシ畑です。……畑としかいいようがないんです。小さいヤシが沢山育てられているんです。この写真のヤシで高さ50cm位でしょうか。小さくて可愛かったです。
で、玉石垣を辿って歴史民俗資料館までの、「大里昔の路」としてウォーキングコースにも選定されている道を歩きました。……コース紹介には書いてありませんでしたが、道の大半は両脇がお墓でした。

さて。前日に島の東側も制覇して多少時間が余ったので、ワガママを言って黄八丈め由工房にも行かせてもらいました。そのため、お昼は中之郷でラーメン。
め由工房では地機も見せてもらえて、カッペタ織も見せてもらえて、平成永鑑帳も見せてもらえました。お店の方の各商品も格好よくて目の保養でした。

予定よりちょっと早かったのですが、雲行きが怪しくなってきたので、フリージア畑に行きました。春はフリージア祭りというお祭りをやっていて、一人20本まで摘み取り無料なのです。いやー本当に何かと太っ腹な島でした、八丈島。ガソリン代は160円台でしたが。
ところでフリージアの摘み取りも、Oさんは速く、Mはこだわり、私は中庸でした。……性格なんだな(笑)。

お茶をしたかったのですがお茶どころが見当たらず、いっそ空港でお茶してお土産見ているか、と、空港に向かいました。お土産を熱心に見ている間に、お茶する時間がなくなったのですが(苦笑)。織物体験をしたやましたさんで出している黄八丈サブレが味見をしたところ美味だったので、これをあちこち用に買いました。ほか、黄八丈の反物を10cm単位で切り売りしていたり!黄八丈の糸があったりして!!とても心惹かれましたけど、自分に「冷静になれ!」と呼びかけて、購入はしてきませんでした。
そして帰りは飛行機で羽田まで45分。……速いこと速いこと。

そんなわけで、大変堪能した八丈島でした。