我楽多日誌

日常のあれやこれや。最近は主に作ったお菓子と読んだ本(主に漫画)。手工芸系も昔は合わせて書いていましたが、別ブログ(https://riko122.blog.fc2.com/)になっています。日常のつっこみは最近はTwitterです。

『バッテリー』 文庫版 あさのあつこ著

知人から「児童文学ですがこの本いいですよ」と勧められたのは数年前だ。
以降、図書館で何度か探してはみたが1巻があったためしがなかった。

そんなわけで読まないでいるうちに、あちらこちらで話題になっているのを見、漫画化されているのを雑誌の表紙で知り、文庫化されているのに本屋で気付いた。

いっそ文庫版買っちゃおうかなー……と思い始めていた矢先、姉があさのあつこさんの本を買い始めたというので「バッテリー貸して」と頼んだ。

1巻には解説が入っている。主人公を「俺様天下一」と表現しているのにはウケた。確かにその通りなのだが……読んでいる分には主人公の巧はイヤな奴ではない。
それは巧視点で書かれているからではある。巧がどうして「そう」なのかが、読んでいると納得できるからだ。そして、巧が口や態度では出せなくてもちゃんと反省したり心配しているのがわかるからだ。

だが、小説中の人にとっては勿論そうではなかろう。そういうわけで、(解説にもそのようなことが書いてあったが)巧の先行きが本気で非常に心配だ。そして心配なあまり、実は一回斜め読みで4巻まで読んでしまった……(現在文庫版は4巻まで発行済)。
そして再度縦に読み始めて、昨日1巻を読了した。2巻以降も順次読むつもりだったが、先に読まねばならない本が出来たため、残念ながら一旦お預けだ……。(本当は4まで読んでからブログにUPしようと思ったが、お預けなので、1までで一旦UP)