我楽多日誌

日常のあれやこれや。最近は主に作ったお菓子と読んだ本(主に漫画)。手工芸系も昔は合わせて書いていましたが、別ブログ(https://riko122.blog.fc2.com/)になっています。日常のつっこみは最近はTwitterです。

『エロイカより愛をこめて 29』青池保子著

前に散々探した本屋に29巻があった。……ないないの神様の仕業だろうか。発見できたのでよし。

29巻は「『エロイカより愛をこめて』の創りかた」に載っていた場面が多く出てくる。サンタクロースの島についての記述とか。なるほどこれだけのシーンにあんなに下調べをするのかー、と感心してみたりした。絵で描くということは、文章で書くより時に難しいよなあ。
文なら記述しなければいい背景も、漫画の場合何も書かないわけにもいくまい。
或いは建物について記述するにしても「荘厳な建物だ」とか書いておけば文だったら済むが、絵だったら荘厳に描かねばなるまい。
文なら「美人」と一言書けば美人だが、漫画だったら美人に描かなくちゃいけないしな。
えー、29巻は……A君の頑張りが目をひく。じゅうたん屋に負けまいと奔走しているわけですな。涙を誘うなあ(笑)。それにしてもA君とボーナム君の関係には心和むなあ。トルコ風呂屋ではボーナム君に頼んで少佐の着替えを用意して株を上げましたね。そしてその着替え代のレシートを出して申し訳なさげに少佐に請求するボーナム君もいい。

「魂の叫びが聞こえたような」にウケた。それにつけても……G君がおかまだということをちょうどよく使っているのに、おかまであるということで差別するのは……ひどくないかい、少佐(^^;。今更か。ところでG君、少佐が伯爵のことを自分より理解していると嬉しいのか?……嬉しいのか。
そして伯爵のアイドル。……お亡くなりになりましたね。今頃伯爵は悲しんでいることでしょう。

今回の不幸大賞は……金髪巻き毛の美青年とアンティーク屋の軽いにいちゃんとどっちだろうか。

さて利用されたふりをしたしたたかなトルコの青年達は、一体何を狙っているのだろうか。