我楽多日誌

日常のあれやこれや。最近は主に作ったお菓子と読んだ本(主に漫画)。手工芸系も昔は合わせて書いていましたが、別ブログ(https://riko122.blog.fc2.com/)になっています。日常のつっこみは最近はTwitterです。

啓翁桜を楽しむ

1月に啓翁桜を買ってきた。家の中で花見を楽しんだ後、花が散っても延々と花瓶にさしつづけて、葉っぱが出るのを待った。もうこれ以上出そうにないので、葉っぱをむしり枝を木っ端微塵にした。染料を抽出するのだ。
実は去年も啓翁桜で花見を楽しんだ後草木染めをした。この時は太目の枝は別途タペストリーとかの棒として使うつもりで残したので、葉っぱと細い枝で抽出したのだが、ソメイヨシノやヤエザクラと比べると、出た液の色は大分薄かった。それでもみょうばん媒染したらそれなりにピンクっぽい色が出たので、媒染剤の発色効果に感嘆したりしたものだ。
しかし、木っ端微塵はやっぱりすごい。今年はけっこういい色が出た。いやー、指にマメ作りつつ頑張って枝を砕いた甲斐があったね!!
ちなみにソメイヨシノやヤエザクラはもっとすごかった。煮ると赤い液が出てくるのだ。びっくりだ。

今回の啓翁桜の抽出方法:
(1)葉っぱをむしる。細かめにちぎる。枝は剪定鋏やら包丁やら色々なものを使って、砕いたり折ったり削ったりした。葉っぱと枝を合わせて150g位あった。
(2)1.5リットルの湯を沸かし、葉っぱと枝を入れた鍋に投入し、火をつける。沸騰したら弱火にして15〜20分煮出す。
(3)ざると布で(2)をこす。
(4)(3)の葉っぱと枝の残骸をまた鍋に戻す。(2)(3)を繰り返す。(二番液を作る)

一番液、二番液を合わせて、およそ2リットルの染料液ができた。経験上、桜の染料液はしばらく置いた方が色が濃くなるので、少しさめた頃、びんに移して保管。
そのびんが梅酒用だったりするので、父が間違えて飲まないよう注意が必要(^_^;。

抽出もけっこう慣れてきたのか、今回は煮出す合間にアップルパイ作ったりとかできた。時間を効率的に使った気がして気分がいいな(笑)。